|
2001.1
ボウリングのレーン上には図のようにおよそレーンの長さの2/3にレーン表面を保護するためにオイルが塗られています。
このオイルの膜がボールを転がした時にスコアーを大きく左右する働きがあります。 目で見る限りには透明なオイルですので、判りづらいのですがボールに白いテープ貼って転がしてみるとオイルの多少が良く判ると思います。
そこで、第1回の「ボールを転がすコース」にてお話をしましたが、 『中央からやや右に立って2番目のスパットを通して1番ピンに当てる斜めのラインを基本にして投球する』ことが大切な訳はこのオイル塗布のことを考えているからなのです。
レーンの中央から左右に概ね1/3(板目で6〜7枚)ずつレーンの端に向かってオイル量を多目から少な目に変えてあるのが一般的です。
オイル少な目のところから投球する方がボールの回転力が増してピンに当たる時の力が多く発揮できるのです。
1枚目は10本のピンを倒すことを狙いますのでこのコースが最適と考えられます。レーン中央寄りを転がすと、ボールは回転せずにすべってしまうのでスピードは速いがピンを上にはね上げてしまい、ドミノの様なピンの倒れ方をせず多く倒せないことになります。
2回目のスペアーの時は残っているピン数本を倒すので回転力はそれ程なくともよい訳ですからオイルを気にする必要はありません。
ただ、右や左寄りのピンをスペアーするとき、レーン中央をななめにボールを転がしますのでオイルの多いところをボールが滑ることを見込んで大きな角度でボールを投げ出さないことがスペアーを確実にすると言えます。
子供や女性の方でボールを投球したときに始めは真直ぐ転がるのに、ピンに近づくと右や左に急にボールが曲がるのは、ピンの手前6〜7mにはオイルが塗られていないのでボールの直進力が弱まり回転方向に従って右や左に曲がるのです。ボールを投球するときの瞬間の指の抜け方(リリースと言います)によって右か左かは決まります。
オイルのことを少し知って、次の機会に生かし、さらにスコアアップを図ってください。
次の第4回はボールを真直ぐに投球するために大切な腕の降り方、アプローチの歩き方をお話します。レベルアップを目指しましょう。
文:大阪市ボウリング協会
副会長 砂古口 信夫
|