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| 子どものいる家庭はいつも活気があり、楽しいものです。将来を見据えた理想的な子育てには、食事・運動・睡眠を整えることが最も大切であるといわれています。「寝る子は育つ」のことわざのように、子どもにとって十分な睡眠時間の確保が必要であり、またバランスのとれた食生活が大切です。そして、のびのびと体を動かすことにより、体力も向上していきます。しかし近年、子どもの体力が低下し、大きな問題として取り上げられています。では、どのようにして体力を向上すればいいのでしょうか。子どもの体力づくりはまず幼児期から始めることが大切です。そこで、約20年前から毎年体力測定を実施している兵庫県私立Y幼稚園の例で、子どもの体力の特徴を見てみましょう。運動能力テストでは、走・跳・投の基礎的運動能力をみる25m走、立ち幅跳び、ソフトボール投げを始め、柔軟性をみる長座体前屈、筋持久力をみる体支持は低下傾向を示し、下のグラフのとおりソフトボール投げ・体支持時間などについてその傾向が大きいといえます。10年前と比較して体格は大型化していますが、運動能力が低下していることから、運動能力テストの数値でみる以上の体力低下が懸念されるでしょう。しかし、Y幼稚園では体育専任の保育士を配置し、定期的な運動指導を実施しているだけに、一般幼稚園の通う子どもの運動能力の低下は大きいと考えられます。
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以上のように、子どもの時期から運動の習慣づけは、園生活だけではなく家庭生活においても楽しく運動をさせることが重要であり、特に保育・体育においては、地域の団体とも協力し合い様々な運動種目・あそびを行わせる必要があると考えられます。また、幼児期にしっかりと運動習慣を身につけることにより、小・中・高等学校、成人と年齢を重ねても元気で健康的な生活を送ることができます。
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大阪教育大学 教授
文/三村 寛一 |
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| 【 先生のご紹介 】 |
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三村 寛一
1946年加古川生まれ。大阪教育大学保健体育講座教授・同大学院保健体育講座教授。運動学を担当、同大学陸上競技部監督。昨年10月「河内音頭と健康のシンポジウム」で河内音頭の健康に与える効果を発表されるなど、多方面で活躍されています。 |
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