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近年、わが国では健康の維持・増進のため、手軽に行うことのできるジョギングが普及し、その愛好者が300万人〜500万人に達するともいわれています。ところが、市民ランナーが練習中に起こす故障が急増し、トレーニングの時間・程度・強度などの運動処方の重要性が叫ばれています。そこで今回は、本研究室が開催している「楽しいジョギング教室」を紹介します。
本教室は、今年で13回目の開催となっており、毎回募集定員30名を大幅に上回るため、抽選によって受講生を決定するといった大変人気のある教室です。受講生は、初心者から熟練者までトレーニングの経験を問わず、ジョギング大好き人間が集まっており、すでに約360人の修了生を数えています。毎回の実技講習では、安全で楽しいジョギングの方法を身につけるため、心拍数を測定しながらトレーニング行ったり、ランニングフォームをビデオ撮影したりといった実習を行います。一般的に*1)AT(無酸素性作業閾値)レベルでの運動は、安全にかつ効果的に運動を行うことを可能にしています。そこで、受講生の経験値は様々であるため、*2)コンコーニテストを採用し、参加者のATレベルを推定した上で各個人の能力にあったグルーピングを行い、科学的なトレーニング方法で指導をしています。また、実技講習だけではなく、水分補給や栄養に関する講義も各専門の講師を招いて行っています。
以上の取り組みから、初心者でも無理のないペースでフルマラソンを完走できるように、また、経験者には効率よく走力が向上できるように導くことが可能になります。また、講座終了後、これらの修了生を中心とした同窓会(夕焼けラン)を立ち上げており、継続、実践しています。
*1)無酸素運動と有酸素運動の境目で全身持久力の指標となり、一般の人では、50%〜60%の運動強度に相当する。
*2)運動強度を徐々に上げていき、その時の心拍数の上がり具合を測定してATを判定する方法である。
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